
荷揚も本格化、足場板を2名で運ぶ。うしろで担いでいるのは山下宮司代行で自ら先導旗っての荷揚です
本日私は基礎工事の状況確認で登山です。荷揚も本格化しこのような長い木材を運ぶのに様々なアイディアが出されましたが、結果、草刈り機械のベルトが最適ということになりました。
両手が自由に使えて足場の悪い崖地もなんとか行けそうです。

この登山口はいきなり崖からスタートなのです(苦笑)道中お気を付けて

仮設ハウスには地図が貼られています

その後集まったこの精悍な若者達は。。。

地元の消防署職員の皆さんでした。何とも頼もしいみなさんです

私は実行委員の方と一足先に頂上を目指します。登山もだいぶ慣れてきて筋肉痛もあまりしなくなりました

先を行く山下氏は先代宮司さんの弟さんで、山菜や高山植物にとても詳しくガイド付きでトレッキングしている気分になります。いつも感謝です!

早速お花をパチリ、今日は新しく導入したペンタックスの防水デジカメを使用。一眼レフと違ってサッと出して使える上に天候も気にも左右されない便利グッズです
☆優れ物!PENTAX コンパクトデジタルカメラ/Optio W90

途中新聞社の記者さんとすれ違う。翌日の岩手日報には見開き一面に特集が組まれていました。

そして頂上着!

掘削作業の真っ最中

当然ですが、重機など入れるはずもなく手堀です。何度も岩にぶち当たり苦戦に次ぐ苦戦で見た目はまるで発掘調査のようです

しばらくして先ほどのレスキュー隊員がもう登ってきました、早い。足場二枚を担いで一般の方が普通に登山するのと等しいスピード

お疲れ様です。こういう場所で会うと特に格好良く見えますね。

次々と荷揚げされてきます。今後の木材運搬にも期待です。何しろ栗材は50㎏以上ありますから

下山して荷揚げ中継地点。これを全部上げなくてはなりません。何日かかるのやら

荷揚げしている方とすれ違いながらの下山風景。お疲れ様です

下山して三角沼駐車場登山口。心地よい疲れと皆さんの笑顔が爽やかでした

最後にこの日頂上で撮った経塚山。山頂では「くぅーー」とか「ひーー」とか言いながらも皆さん笑顔なのが印象的でした。荷揚げは大変ですが達成感も大きいのですね
作業所では懸魚(げぎょ)と呼ばれる棟飾りを作成中です

堅い栗材、時間をかけて掘っていきます

一般住宅ではまずすることのない作業、技能訓練としても今回の仕事は役立ちます

昨今の住宅は既製品のパーツを組み立てる物が多い。鉋掛けなどしなくても家は出来ます。このような無垢材をもっと生かした家造りがしたいものです

無垢材はやはり美しい

数十年かけて育った木は伐採されて尚生き続けます

ひたすら作業は続きます

沢の雪もだいぶ解けました
この日はボランティアさんを伴い現地で位置だしです。

続々と沢を越えて頂上を目指します。

中継地点にある砕石等の骨材はまだまだ沢山残っています。

いつもの急な上り坂を15㎏背負って登ります

相変わらずのガレ場、雨の日は川になってしまいます

頂上に着き即座に位置だし、整地がまだなのでアバウトですが境界を越えないよう確認します

掘った斜面からはかなり昔のゴミが大量に出現。懐かしい飲み物

大きな袋に残雪を利用して水を溜める作戦は何度か試行錯誤を重ねやっと成功!今年は雪が残っていて助かりました

位置出しも終わりこの後下山しました。この日の山頂は日も差さず寒い、やはり山頂は気まぐれ

加工を終えた海老虹梁
作業所では地組作業が続いています。
頂上での作業を天候に左右されないよう短時間で済ませるため、この工程はとても重要となります。

土台を敷き並べ

手順通り組上げていきます

今回の棟梁、ベテラン松田春夫

そして若い弟子の松田。偶然松田コンビで作業は進みます。この工事は次の世代に引き継ぐと言うことも重要な要素

その他加工済みの軸組。これらも全ては今後の人力荷揚で運ばれます。

夕方にはこのように軸組が完成

明日の検査へと続きます

そして翌25日、神社並びに実行委員会の皆さんに立ち会っていただきました。

屋内で見ると思いの外大きく感じられます。

記録映像を撮りながらの説明が続く

金物補強ヵ所の説明中

この日集まった駒形神社のみなさん、実行委員会さん、大工で記念撮影。無事検査を終えました。有り難う御座います

合板と木材をザックに詰めてイザ!!
5月25日、本日は荷揚の初日で地鎮祭が行われます。
私も水を溜めるために必要な合板を前夜急遽作成して運びます。
長さが90㎝ほどあるため持っている一番大きなザックを最長に延ばすとご覧の通りすっかり頭の高さを超えるほどになりました。
重さ20㎏+カメラでなかなか背負い甲斐があります(笑)
登り初めて30分、なんだかずいぶん藪だなぁと思いつつも上の部分を木に当てながら汗ダグになって登っていたらコースを間違えていたことが判明!引き返すハメに・・・・(涙)
30分のタイムロス
戻って歩きなおしいつもの沢でパチリです。ふぅ

前方を歩くのは営林署の方で境界確認のため同行して立ち会って貰います

残雪はまだまだあります。視界が開けて歩きやすいのは良いのですが、先のコースを間違えやすいので要注意

夏油との合流点近く、雪渓はここまでであとはいつもの急斜面

だいぶ慣れてきましたがこの斜面はいつもしんどい、荷揚ボランティアの方は苦戦しそうな場所です

頂上に着き早速神社の敷地と国有林の境界を確認します。

そうこうしているうちに荷揚ボランティア第1号の方が登ってきました。15㎏砕石、お疲れ様です。

その後も次々と登ってきます。

あっという間に狭い頂上は黒山の人だかり、こんなにたくさんの方に参加いただき感無量!

なんとこの方は二袋で計30㎏!すごい!

地鎮祭が始まりました

参加者全員で御神酒を頂き工事の無事完成を祈ります

無事地鎮祭も終わり記念撮影

帰りも唯一ある沢で休みつつ下山しました

下山して今後の日程など確認しつつ解散しました。いよいよ荷揚も本番です。
この日の岩手日日新聞記事はこちら
前回の登山から10日、里山にある当社脇の自宅庭はすっかり春、様々な花が咲き乱れています。
SONY α700+MINOLTA AF100㎜MacroF2.8New





今回関わる基礎業者、屋根板金業者、そして棟梁を交えての打ち合わせ風景さて奥宮工事ですが、実際の大きさを合板に描く原寸図を作成し木材加工を行っています。左は事務所にて打ち合わせ中です。 土台を敷き各部の寸法を確認しています。

栗材を使用した土台。

これは拝殿上部の海老虹梁、削り出して少しずつ形を形成していきます。

複雑にねじれたような木目の栗材、重く堅く加工しづらい、しかしたっぷり樹脂を含み丈夫で腐朽にも強い

ここでは土台仮組までとし、この後は別の作業所へ運搬し本格的な地組となります

三角沼まで除雪が完了していないため徒歩30分の距離手前からスタートです
ゴールデンウイーク後半、スノーモービルの荷揚も終わり、いよいよ着工に向けての準備で登山してきました。
天気も良く登山日和なのですが、今年は雪が後半に結構降ったため所々残雪が多く、車で行けるはずの三角沼付近まで余計に歩かされます。
奥宮ご造営工事は自然と折り合いを付けながらやるしかないようです。
さて下の写真は北上市で毎年4月29日に行われている消防演習の様子
県の救助ヘリ「ひめかみ」が救助のデモンストレーションをしているところ偶然通りかかって撮りました。
決して楽してこれで運ぶ計画ではありません(^^)
しかしこれのお世話にならないよう道迷いや滑落には要注意ですね!

救助のデモ画像、勿論今後の荷揚は人力です。

遭難するとこうなるんでしょうね、気をつけましょう

調子よく歩いていくと林道にはこの通りたっぷりの雪で車は入れません

やっと三角沼駐車場に到着、2m位でしょうか、たっぷり積雪があります

ここでひとまず休憩、しかしこれからが通常の登山コース

登り初めてすぐ、見事に咲いたお花をマクロ撮影!しかしまたまた悲しいことに名前を忘れてしまいました、春ですね

雪がまだ多いため登山道は無視して直線的に歩けます、普段は通らない三角沼の雪解け

今回基礎工事用のドリルや一輪車を持って上がります、重そうです。

途中水芭蕉の群生地を何度も目にしました、この仕事うけた者の特典ですね

奥に進むと次第に雪が多くなります、登山道無視なので周囲の地形とGPSを頼りに進む

今日は暖かい、雪崩てました・・・

雪面をひたすら登山

またまた水芭蕉の群生地発見、ゆっくり撮影したいのですが前進、前進

夏油温泉ルートとの合流点近くの骨材置き場に到着、これだけの量を更に人力で運ぶのですね

すると副実行委員長から衝撃のお言葉が!「ここから採石担いで行きましょう」全く聞いてませんでしたが、ボランティアさんにお願いするのに自分が全く担がないわけにもいきません・・・・15㎏荷が増えました(涙)

登山道無視なのでこんな藪こぎも・・・スノーモービルでも苦労した崖、、うぅ15㎏増。。。オモシ!

そして出ました雪庇地帯、もうだいぶ解けてなだらかになっちゃいましたね

振り返ると同行の皆さんが小さく見えます、重いので背負ってる時間を短くしようと思い歩くペースが上がっていました

更に登りが続きます、こんな所をよくスノーモービルで登ったものだと我ながら関心してしまいます。

山頂到着!だいぶ解けて地面が見えてますね。

早速周囲をパチリ!尾根沿いに雪庇がたくさん見えます、この時期の山歩きには要注意ですね

続々と山頂へ、最後の藪漕ぎ地点で苦戦中。

御年78歳になるうちの親父(会長)も上がってきました。未だに現役

暖かいせいでしょうか、チョウチョが!普段あまり見かけない種類かも。。。近づいて撮ろうとしたら逃げられました

大きな袋に住宅気密工事で使うポリエチレンフィルムを貼り雪を詰め込みます。こうやって溜めた水を基礎工事のコンクリートに使う作戦です。果たしてうまくいくか

一通り作業を終え、全員で記念撮影、やっぱり山頂は爽快です!!

ちゃっかり私も撮って貰いました。今回も顔に疲れが・・・・

さて下山です、いつ崩れるか心配なので左の雪庇から出来るだけ離れて歩きます。まぁ山慣れしてる方ならなんてことないんでしょうが

帰り道、天然のナメコ収穫、この時期も採れるんですね、驚きました

駒ヶ岳山頂から滑り落ちる滝、この時期だけの光景です
参加した神社関係者並びにボランティアの皆さんお疲れ様でした。
いよいよ着工できます。