やっとここまで漕ぎ着けました 上棟式です。

AM8:30登山口集合

いつものように宮司さんからの挨拶とミーティングを済ませ

頂上を目指し出発。もう既に歩き慣れた道を進みます。

頂上では棟梁達が一足先に到着していて扉の取付作業中。

土台からは栗材からたっぷり樹脂が流れ出ていました。この色は主にタンニンがにじみ出た物で腐朽を抑えてくれます。

準備も整い、いよいよ上棟式が始まります。

多くのボランティアさんに荷揚げして貰い、ついに上棟です

棟梁の松田も参拝、ここまでご苦労様です。

式も滞りなく終わり記念撮影。

自然に笑顔がこぼれます。

その後御神酒で乾杯です。

本当に予想外な出来事の連続でした。話は尽きません。

本日納められる棟札。有り難いことに私の名前も記されました。

裏側には建て替えに至った経緯について記されてます。

この奥宮が・・・

この頂に深く根を下ろし・・・

永きにわたり建ち続けることを切に願います。

左右の懸魚も取付完了し下山となりました。皆さんお疲れ様でした。因みに懸魚は本来同面に取り付けられるのですが防風対策のため内側にしっかり固定します。
パシフィコ横浜にて、再生可能エネルギー世界フェア並びに、PVJapan2010が開催され、見学に行ってきました。
参加者は我々アース21北上とTHMネットの皆さんです。
前日に東京入りしまずは今日本でもっとも注目される建物、東京スカイツリーを見学です。

現場真下より撮影、あいにくの雨模様でカメラが濡れます。既に現段階で東京タワーを超える高さになったそうです。

現場向かいには展示施設があり説明を聞くことが出来ます

着工から現在に至る写真の展示

完成までの画像をCGで視聴できます

東京タワーと違い形の基本は三角形。日本の美までも表現しているのだそうです。

駅のホームからも工事現場がよく見えます。日本の建築技術を世界に知らしめる一大プロジェクトですね

その後宿泊地の築地へと移動し

魚介類を堪能させていただきました。。。さて明日はいよいよ横浜、新エネルギー世界展です

翌朝、まずは腹ごしらえにと築地場外市場へ。最近では外国人観光客の人気スポットになっています。

途中見つけた古い木造家屋、おそらく防火上の問題で建て替え時は非木造となるんでしょうね。

おやくそく!アニー伊藤さんの卵焼き屋さん前を通過し

活気ある場内をうろつきながら

お寿司屋さんで布海苔の味噌汁を頂きました・・・・前夜飲みすぎなのでした。

ご一緒したTHMネットの皆さんはこのような豪華な朝食(^o^)

AM7:50 築地の朝は通勤で徐々ににぎわって来ます

さて会場です。受付を済ませイザ!!

まず向かったのは地元岩手のオーツーさんブース。太陽集熱ヒートポンプの説明中。太陽光発電より相対的には実用的かもしれません。

そして今回一番の収穫かも、ダクトレス換気システム。吸排気を70秒毎に逆転させ、特殊なセラミック素材に蓄熱させる熱交換換気です。換気計画がうまく出来ればこれでQ値0.2ほど稼げます。ダクトレスなのでメンテも容易です。

こちらはフィルム状になった太陽電池。近い将来太陽光発電は屋根だけにとどまらないのかもしれません。屋根に穴を空けなくて済むのなら大歓迎ですね。

風力発電も高効率を目指しプロペラに様々な改良が施されています。低周波問題も解決?

これはおもしろい。太陽光クッキング!日本ソーラークッキング協会という団体があるんですね。焼き鳥機が実にユニーク。

各大学の研究成果発表ブースもあります。ストップ温暖化に向けて様々な取り組みが成されています。

こちらは高校生による手作り太陽電池体験コーナー。何事も実験が大事。

太陽電池は各社高効率を目指ししのぎを削っています。

電気自動車も実用化に拍車がかかります。

このホンダのような新規参入企業も目立ちます。

ブースの外ではこんな展示も、地元小中学生によるエコポスターの展示

僕らが子供の頃はとにかく物を作れーー!の大号令でわかりやすかったのに、今の子供達はいきなり難しい問題を突きつけられているのですね。

とても一日では見て回れないほど広い会場でした。しかしなんだかんだ言っても実用は費用対効果。私たちが取り入れて建て主にお勧めするのに、何が良いのかを常に検証して行かなくてはなりません。様々な事を考えつつ会場を後にしました。

- 6月24日天候雨、まだ荷揚げ前の材料を確認し
基礎工事もやっと終わりいよいよ建て方開始。
本日は棟梁他三名で土台敷きのための墨出しと荷揚げされた木材の積み直しです。

雨具を着込んでイザ出発。今回担当は棟梁松田(右)と趣味で山登りをしている菊池さん(左)です

登山道はボランティアさんの行き来と雨でご覧の通り一部田んぼ状態。

白い髭の棟梁が先頭切って歩く姿は、なんだか黄門様御一行ですね(笑)

いつもの中間地点にある沢で休憩です

普段から登山する菊池さんのウェアはゴアテックス!内部の湿気は逃がしますが水は通しません。住宅で使われる透湿防水シートと同じ仕組みで幾分快適

更にいつもの急斜面を越え

ガレ場を登ると

頂上には完成した基礎がありました。

雨は上がった物の後ろの経塚山はこの通り

風も強くコロコロ天気が変わります。

平野部は好天ですね。

天気が変わらないうちに墨だし開始

素早く作業を進めます

そしてアバウトに積まれていた木材を建てやすいように整理して

お昼を食べたらパッキングし直してすぐ下山します。

黄門様、頑張って降りましょうね!

そして沢でまた休憩し。

午後3時には下山できました。初めて登った棟梁も体力的にはまず大丈夫のようで一安心
この後毎日通うこととなりますが、宜しくです!!!
昨年の計画段階から1年越し、とうとうここまで来ました。

ボルト運搬中荷揚げも順調に進んできました。本格的に柱や土台の木材も投入されボランティアの人数も増えてきました。昨年作られたこの登山道も歩くごとに固まってきます。

途中で休息中。この階段材は特に重いのです。。。

沢の雪は完全に消え雪解け水もだいぶ落ち着きました

それでもまだ尚残る雪渓。湿地帯となり木がしかれました

滑落危険地帯にはロープも施され

当社提供の安全ネットも張っていただき一安心

ボランティアの皆さんご苦労様です。追い越させていただき現場へ急ぎます

頂上では基礎配筋中です。その間も荷揚げが続々上がってきます。

あちこち岩盤にあたり苦戦しながらもここまで来ました

その岩盤にケミカルアンカーを入れ、岩着して基礎に利用します

これが強力なんです!

そしてこの日のお昼はボランティアさんの粋なはからいで、天ぷらパーティーが開かれました。どうも基礎業者と密かに交流が深められ本日開催の予定が組まれていたそうな・・・・コシアブラの天ぷら!ご馳走様でした!最高の旨さ

そして忘れちゃいけないのがこの鎮め物

基礎の下に納めさせていただきました

数日後のおまけ画像。近くの小学生が見学登山の写真。基礎工事業者に後日「元気に走り回って仕事にならなかったよ」と笑いながらこぼされました

下山後、当作業所にて補強金物を確認していただきました。柱に沿って見えるボルトで基礎から土台を貫通し、桁まで一気に縫いつけ防風対策とします このターンバックルで締め混みます

更に上、棟木までもボルトで引き寄せトップにある千木や鰹木を押さえます

懸魚もできあがりました

その他細かい材料もプチプチで梱包され荷揚げに送られます

荷揚も本格化、足場板を2名で運ぶ。うしろで担いでいるのは山下宮司代行で自ら先導旗っての荷揚です
本日私は基礎工事の状況確認で登山です。荷揚も本格化しこのような長い木材を運ぶのに様々なアイディアが出されましたが、結果、草刈り機械のベルトが最適ということになりました。
両手が自由に使えて足場の悪い崖地もなんとか行けそうです。

この登山口はいきなり崖からスタートなのです(苦笑)道中お気を付けて

仮設ハウスには地図が貼られています

その後集まったこの精悍な若者達は。。。

地元の消防署職員の皆さんでした。何とも頼もしいみなさんです

私は実行委員の方と一足先に頂上を目指します。登山もだいぶ慣れてきて筋肉痛もあまりしなくなりました

先を行く山下氏は先代宮司さんの弟さんで、山菜や高山植物にとても詳しくガイド付きでトレッキングしている気分になります。いつも感謝です!

早速お花をパチリ、今日は新しく導入したペンタックスの防水デジカメを使用。一眼レフと違ってサッと出して使える上に天候も気にも左右されない便利グッズです
☆優れ物!PENTAX コンパクトデジタルカメラ/Optio W90

途中新聞社の記者さんとすれ違う。翌日の岩手日報には見開き一面に特集が組まれていました。

そして頂上着!

掘削作業の真っ最中

当然ですが、重機など入れるはずもなく手堀です。何度も岩にぶち当たり苦戦に次ぐ苦戦で見た目はまるで発掘調査のようです

しばらくして先ほどのレスキュー隊員がもう登ってきました、早い。足場二枚を担いで一般の方が普通に登山するのと等しいスピード

お疲れ様です。こういう場所で会うと特に格好良く見えますね。

次々と荷揚げされてきます。今後の木材運搬にも期待です。何しろ栗材は50㎏以上ありますから

下山して荷揚げ中継地点。これを全部上げなくてはなりません。何日かかるのやら

荷揚げしている方とすれ違いながらの下山風景。お疲れ様です

下山して三角沼駐車場登山口。心地よい疲れと皆さんの笑顔が爽やかでした

最後にこの日頂上で撮った経塚山。山頂では「くぅーー」とか「ひーー」とか言いながらも皆さん笑顔なのが印象的でした。荷揚げは大変ですが達成感も大きいのですね
作業所では懸魚(げぎょ)と呼ばれる棟飾りを作成中です

堅い栗材、時間をかけて掘っていきます

一般住宅ではまずすることのない作業、技能訓練としても今回の仕事は役立ちます

昨今の住宅は既製品のパーツを組み立てる物が多い。鉋掛けなどしなくても家は出来ます。このような無垢材をもっと生かした家造りがしたいものです

無垢材はやはり美しい

数十年かけて育った木は伐採されて尚生き続けます

ひたすら作業は続きます